「今宵朝を想って、晴天の辟易」風街今日

文章を描く高校生ですが。

「Funk=Mom」

 

ラタトゥイユに代表される地獄狂

家庭並みの幸せも血気盛んなあけすけ天使しか降りず

ゆりかごには死が寄りかかるもの

ごめんなさい、生まれたが最後辞めるのも疲れる

せいぜい病めるな。まぢかくは春の道が鳴く

 

グラスフィルドの青が芽吹く心配性

許せぬ邪魔におちおちの料理もなかったりする

とにも嫌いな家じゃないでしょう?

風で吹き飛ぶ箱庭の洗濯機が揺れ出だす

あなたが熱にうなされる朝

膝まづいておにぎりの具を選ばせてあげる

そういう日に笑っちゃう夏の青春も束の間、つかのま。

 

因果をめぐって捨てた子供たち

決起を愛した時代すらも当代の才人が続いたから時代になったわけでしょう

私の視界も無駄じゃない

いんたーねっとで死を謳う電子ボーカルとか別にいいけど

手首に傷がないから見えるものがあるらしい。

大人のつくったのがパノプティコンなんて洒落にならない

審判主催の生き方は私だけで十分

そうファンクは憂鬱って意味だったらしい

 

パレードを生中継する昼下がり

「戦争になるね」と気丈に卒塔婆で迎え撃つ君

人の責任を負わなくていいのは負わなかった責任があるから。

愛は世界を救わないけど君は私を救えるので

究極選択は現実に生き直せるかどうか

いいから家庭の話をしましょう秋の天高くもなし中背でいい

 

スノウ・グルーヴでも冬でない

坂を登って団地を壊す子供たち

田舎と都会の隙間に息づく性もあったのだから

愛娘を反面教師に親の嘔吐と狂喜でトラウマをつくってやる

私もまともに狂うタイプじゃない人間でした、二十年隠してきたけど

居酒屋で民衆の意見に愚痴れはしないの

それは私の色眼鏡なんだから

ギターぐらい弾けて、そして、足並みを揃えてやっていけと

恐れ多くも思います。

あら大事な人、粉雪になって降りてきたのね

未練たらたらもいい加減にして

 

家族は強い

方言たといには負けないし陰湿インシストは無視できる

今生のお別れを言いにきました。

苛つく日のことは書かないし下世話をしてもらう気はない

代わりに狭い国を出てしまうが吉

母が受け入れても何にもならないので

最後の反発力で息を吸って

動詞ばかりの思い出が沸き起こらなくていい

さあ

愛を知って死んでこい、この小哲人め